ココロのトリートメント

境界性パーソナリティを患っているブログ主の闘病ブログ

インスタで人気の境界性パーソナリティ障害の方

今日、インスタでわたしと同じ境界性パーソナリティ障害の方を見つけました。

 

 

ぴよさんという方で、

イラストレーターの方らしくボーダーについて可愛いイラストで連載ものの漫画として紹介されていました。

 

 

これがとても分かりやすく、フォロワーは2万5千人超え。

とても人気のユーザーさんです。

 

 

ぴよさんは軽度の境界性パーソナリティ障害だったみたいですが(現在は寛解しているそうです)、作品を読んでいて思ったのがお付き合いをしている男性に対して着信履歴を82件残したりとか、「軽度でもこれなんだ…」というくらいやっぱり症状がひどく出ていた点。

 

 

わたしは着信を何十件も残したりとかそこまでの経験はないですが、中程度なので「レベルとしてはもっとひどいんだよな」と思ったら「ぴよさんはやっぱり軽度だから寛解出来たんだろうな」と思い悲しくなりました。

 

 

わたしのこのブログと違って、病気真っ只中の体験記ではなく克服したからこそ書ける「情報」。羨ましかったです。

 

 

そしてもう一つ思ったことが、素敵な旦那さんがいて羨ましいということ。

 

 

82回も電話がかかって来たり度々暴言を吐かれたり、見捨てられ不安からの試し行為で傷付けられてもぴよさんの元を去らなかったこと。

 

 

2度ほど別れを告げられたことはあったみたいですが、結局見捨てずにそばにいて結婚までしてくれる人がいることがどれだけ有難いことなのか、ぴよさん自身が1番分かっていらっしゃることだと思いますがそういう人に出会えていることが心底羨ましく感じました。

 

 

この病気は合う人と付き合うとほとんど症状が出ないとクリニックの先生や臨床心理士の方、カウンセラーの方から聞かされて来ました。

 

 

そう言えば病気と公言はしていませんでしたが、彼氏が出来てもメンヘラを起こしてしまい上手く行かなかったブロガーさんでも、結婚した今のご主人は「幸せすぎてメンヘラを起こす暇もない」「連絡もマメだからLINEの返信で悩むこともない」と書いていました。

 

 

合う人というのがどういう人か。

 

 

連絡がマメだったり、

よく愛情表現をしてくれたり、

会うことや一緒にいることによく時間を使ってくれたり、

BPDの人間が不安になった時に包み込むことが出来る包容力のある人だと思います。

 

 

要するに情熱的な人や器の大きい人ということですね。

 

 

でもそうでない人の場合、相手(自分)のことをどれだけ好きでいてくれてるかはもちろんだけど、それ以上に情深さとメンタルが相当強くないとBPDの人間のそばにはいれないと思うんですよね。

 

 

わたしが最近まで一緒にいた人はいまだかつて見たことがないくらい弱い男性で(男として生きるのがあまりに辛すぎて女性になることを真剣に考えているそうです)、たった数週間で「疲れました」と投げ出しましたから。

 

 

このぴよさんのパートナーの方も途中で心が折れて別れを切り出すわけですが、

結婚まで2年半付き合って来ていること、

何だかんだ結婚までして今もそばにいることを考えると、情深くて優しい、そして芯の強い男性なんだと思います。

 

 

同じ病気でもこういう男性に出会える人と出会えない人な差は何なんだろうと思います。

 

 

ぴよさんもそれまではまともな男性と付き合ったことがなくいつもダメンズで、そこまではわたしも同じなのにわたしはいつまで経っても出会えない。

 

 

幸せになりたいのになれない。

 

 

何のために生きているのかが本当に分からない。

 

 

きっと素敵な人に出会えると前向きに生きても出会えない。

 

 

このまま出会えないんじゃないかと思っても出会えない。

 

 

何をしても出会えない。

 

 

人を好きになれない自分に問題があるのか、

何も分かりません。

 

 

ただ羨ましくて、ただ虚しいです。